倫理法人会では、『職場の教養』(毎月発行、小冊子)を使った「活力朝礼」を推進しています。「企業は人なり」というように、よりよい社風づくりは、社員の資質の向上と活力が欠かせません。朝礼を単なる報告・連絡の場で終わらせず、教育の場として、社員を元気にする場として活用します。「爽やかな笑顔・元気で大きな声・美しい姿勢・機敏な動作」が朝礼を活性化させ、英気あふれる職場をつくります。
活力朝礼の薦め
「活力朝礼」とは?
仕事への意欲を高め、「今日一日がんばろう!」と、元気を引き出す朝礼を、倫理法人会では「活力朝礼」と呼んでいます。一般的な報告・連絡だけの朝礼ではなく、またリーダーが訓示を述べるだけの朝礼とも異なり、働く人の活力を高めることを何より重視しています。基本動作の習得。『職場の教養』を活用するところに特色があります。最も低コストな社員教育として、元気な会社づくりに貢献しています。
たった10分、毎朝の繰り返しで効果あり!
姿勢をはじめ、挨拶や気持ちの良い返事など、職場生活に欠かせない基本動作は、一朝一夕には身につきません。毎朝行う活力朝礼で基本に忠実に行う「反復練習」は、返事・挨拶の反射神経を高め「当たり前のことを、当たり前にできる」社風をつくります。一人ひとりの質的向上は、企業そのものの質の向上につながります。
「会社の意志」を確認し、浸透させる場として
一日に一度、皆が一堂に会する場が朝礼です。社員がイキイキと働く会社では「企業の意思」を共通認識として行動しています。それが社風となり、社員の質的向上につながっています。その「意志」を確認し、浸透させる絶好の時と場が朝礼なのです。活力みなぎる朝礼には、社内の空気を一変させるだけでなく、企業イメージを強化し、信用度を高める力があります。企業の存亡を左右するのは、あくまで人です。人が変わったとき、その効果は絶大なものになります。
『活力朝礼』の効果
仕事に向かう「心」と「体」をつくります
①ウォーミングアップ(仕事に向かう心身の準備)
②情報の共有と徹底(連絡・起業の質的向上)
③目的の確認(企業の進むべき方向の自覚)
④基本動作の習得(社員・企業の質的向上)
⑤チームワークの強化(『職場の教養』の活用)
朝礼用冊子『職場の教養』の活用
隠れたベストセラーを効果的に活用します
『職場の教養』は、倫理研究所が発行する月刊誌です。「活力朝礼」に欠かせないテキストとして、お薦めしています。一日一話の読みきりスタイルで、社会人としての行動指針や職場の人間関係、仕事のコツ、失敗への対処法、心の持ち方、時事問題まで幅広く取り上げ、その日の行動指針となる「今日の心がけ」を毎日読み上げます。創刊は1976年(昭和51年)1月です。
【利用者の声】
「日常の業務ではなかなか指摘・指導しきれない“当たり前の行動”をしっかり学べます」「ルビが振ってあるので、漢字や音読に弱い社員も読み上げられます」
『職場の教養』の効用
● 社会人としての教養が身につく
● 人前でのスピーチに慣れ、自信が生まれる
● 人の感想を聞くことで色々な考え方を学べる
● 積極性が養われる
● 職場内のコミュニケーションが深まる
● 一日の行動指針が明確になる etc
- ① 10 秒前整列
- 「朝礼開始10秒前です。姿勢を正してください」
列を整え、姿勢を正しながら心を落ち着けて、朝礼に向かう体制で静かに開始を待ちます。
- ② 開始
- 元気で明るい声で宣言する開始の合図。進行役の名乗り、日付と曜日、開始の言葉と朝の挨拶「おはようございます」などを唱和します。
- ③ 経営理念・社是・社訓の唱和
- 会社ごとに定められた経営理念や社訓などを全員で唱和します。タイミングと声、姿勢を揃えることで気持ちをまとめます。
- ④ 連絡・報告事項
- 連絡・報告は発表者が前日あるいは事前にまとめ、元気よく発表します。その場で考えたり口ごもったりせず、簡潔にまとめましょう。
- ⑤ 基本動作の実習(挨拶実習など)
- 基本は「ハイの実習」と「挨拶実習」です。挨拶リーダーが大きく「ハイ」と言い、それを受けて全員が「ハイ」と返します。挨拶実習も同様です。
- ⑥『 職場の教養』輪読・感想発表
- 輪読リーダーが段落ごと、読点ごとに「ハイ」と区切ります。読み手は全員、「ハイ」と次ぎを読む意志表示を積極的に行い、通読していきます。
- ⑦ 終了
- 「解散」「ハイ」で朝礼を終了します。そのリズムで仕事に入れるように、終了後も機敏に動き出し1日をスタートさせます。